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フロントスタッフ趣味語り 阪和線の歴史 第7回

今回も当館フロントスタッフで鉄道に詳しい者が語らせて頂きます。

 

阪和線で活躍した車両

阪和電鉄から買収後の国鉄阪和線には

引き続き阪和形と呼ばれた社形電車が使用された。

しかし戦争中の混乱の為、阪和電鉄の名車達も疲労が激しく

いずれも荒れ果てた状態になっていた。

此れを救う為、戦後になり続々と省形電車(現・JRの車両)が転入し

名車クモハ43形や流電クモハ52形等、東海道線を追われた名車が阪和線へと集まる事になる。

天王寺駅に停車中の阪和形電車(国電編入後)
クモハ43形
鳳電車区に入庫中の流線形電車クモハ52

昭和25年(1950年)から、これら流電や合いの子クモハ43形等を使用して現在の快速電車に相当する特急電車が運転された。

その後、昭和30~33年にかけて新製70系電車が増備されると

これらは飯田線に転出し、以後20年に渡り70系電車の黄金時代が続く事になる。

天王寺駅で出発を待つ直行和歌山行70系電車

 

今回はここまで、次回も国有化後の阪和線で活躍した車両について語らせて頂きます。

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